タルカスのB面から、ホンキートンクピアノを使っているBitches Crystalです。

タルカスは、A面が有名すぎて、B面の曲にスポットライトが当たることはほとんどありませんが、結構気に入っているので、やってみました。

この曲はホンキートンクピアノを中心に、3種類のシンセで味付けされています。5度音程でミュアーっとくる音、ホーン的に使われている音、そして重低音を鳴らす音ですね。あくまで味付けなので、それでソロを取ったりはしないのですが、さりげないけど存在感がある音です。
まだまだシンセサイザーが使われている・・というだけで話題になっていた時代なので、その使い方も模索中だったのだろうと思います。
当時のシンセは基本的に単音なのです。5度音程音は、2つのオシレーターを5度にチューニングしておくことで出していますので、これは単音の範囲。重低音のやつも単音です。
が、ホーンセクションの音だけは3音程度使われています。また、後半ではピッチベンドもしています。可能性としては、音の数だけ多重録音したか、ポリフォニックの仕掛けがあったのか？まだMIDIも無い時代ですので、独自のキーボードコントロールだったんでしょうねぇ。

曲ですが、基本的にはブルース基調ですが、オープニングや中間部に見られるファンタジックなかわいいメロディとの対比が素敵です。だけど何でホンキートンクピアノ使ったんでしょう？エマーソンって結構使いますよね。