ブラスロック拡張編。シカゴのデビューアルバムからQuestions 67 and 68です。

シカゴはデビュー当時、まだヒット曲はなく、セカンドアルバムに入っている長い夜(25 or 6 to 4)が初ヒットですが、これはそれよりも前の作品です。

長い夜がヒットした後、さかのぼってデビューアルバムからシングルカットされ、ヒットしたってことですね。そういえば、自分の記憶としてもクエスチョンズのほうが長い夜より後に聴いた気がします。

前回アップロードしたBattet for a girl in Buchannonに含まれるMake me Smileもシングルカットされていますが、CDのボーナストラックに入っているシングルバージョンを聴くと、組曲最初のMake me Smileと最後のNow more than everを合体させ、さらにいろんな部分がカットされていることが分かります。

Questionsのほうも、編集されています。僕が最初に聴いたのがラジオのポップスベスト10だったので、アルバムバージョンを聴いたときに、なんか知ってるのより長いな、と思ったのです。

今回の録音は当然アルバムバージョンですが、改めてシングルバージョンと比較してみると・・・
ビデオの小節No.9～16の8小節と、歌1番、2番、3番のうち、2番まるごと20小節がカットされ、5分の曲が3分半になっています。
5分など、プログレに比べればかわいい長さなのに、ラジオ局の影響恐るべしです。

でも感心するのが、オープニングの8小節、ここ、転調を頻繁に繰り返す部分なのですが、ちゃんと元に戻ってくるので、カットしていても違和感なくつながっています。うまく出来てますね。
カットされた8小節は、テリー・キャスの超絶ギターで聴きどころです。ちょっと僕にはムリでした。

シカゴのアルバムは1～3までが2枚組(CDでは1枚に収まってますが)。4はカーネギーホールのライブで4枚組。5で初めて1枚で出て話題になったくらいです。とてもエネルギーがあったのですね。