スコンクとは、想像上の森の生き物で、泣いてばかりいる小さな獣だそうです。トリックオブザテイルのアルバムジャケットの裏面のほうに、猟師と一緒に描かれています。

ライブアルバム「Seconds Out」でもトップを飾ったように、インパクトの強い曲で強烈なリズムと共にライブ栄えする曲ですね。作曲者はラザフォード/バンクスと書いてあり、ギターが前面に出ているけど、スティーブ・ハケットのテイストがないので、３人ジェネシス的なサウンドという感じがします。
ベースが常時Dを弾いており、通常のベースで出せる音より1音低いです。シンセベースでしょうか？
ギターは単純なDm7と2,3弦開放のG→2フレットを押さえてA、中間部分では1-3弦でコードをかき鳴らす弾き方で、非常に単純ではあります。が、それが曲者。開放から高いポジションまでフルに使うのでギターのチューニングがシビアに合っていないと音がにごります。今回録音するに当たり、何回かオクターブチューニングをやり直しました。

終わり近くに違うメロディ(小節No.118から)が出てきますが、Dance on a Volcanoのリフが隠れています。また、この曲自身がLos Endosの最後にも現れます。こういうところでアルバムのトータル感を出すの、とてもお洒落ですね。