All Things Must Passも後半に入りました、が、実質2枚組は長いですね。

C面トップはBeware of Darkness。暗闇に気をつけろ、という曲。

何に注意しろというのか、例によってよくわからない歌詞ですが、歌詞に登場するBeware of MAYAのMAYAはインド、ヒンドゥー教における魔族の総称のこと。さらにその後にWeeping Altas Cedarsという言葉を調べてみると、マツ科の樹木であることが分かります。画像を見てみると、おどろおどろしい雰囲気がわかると思います。

結構、精神的、宗教的な歌なんですね。

ちなみに、トランプさんが大統領選挙でHere Comes the Sunを勝手に使った時に、遺族が怒って、Beware of Darknessなら使っていいとかなんとか言ったみたいな記事がありますね。なるほど。

という歌詞はさておき、なかなか素晴らしい曲です。コード進行があまりにも分析不能で、ジョージの感性のすごさを垣間見る曲。バングラディシュのコンサートではレオン・ラッセルがあの声で歌っていて、とっても印象的だったんだよなぁ。

サウンドは全体的に静か。微かに聴こえるストリングスとビブラフォンがとてもよい雰囲気。

例によってエリック・クラプトンが良い仕事をしてます。歌冒頭のB-A-G7になだれ込むところ、6度ハモリの定番フレーズではあるのですが、その下がり方の妙。

間奏のスライドギターも冴えてます。サビを間奏にしたんですね。自信あるんだろうなぁ。