The Lamb Lies Down…A面ラストの曲です。

生命なき荷物?の大行進、というタイトルの通り、繰り返しのメロディが静かに始まり、次第に大音量になっていきます。

ラヴェルのボレロみたいです。4小節のフレーズが3パターンの12小節で1周。それが4周あります。

最初はエレピだけのシンプルスタート。ドラムもハイハットのみから始まり、ロールを絡めて次第に行進曲風に。

2周目でギターとベースが入りますが、静かに推移します。

3周目。オルガンが入ってにぎやかに。ドラムも、パーカッションが加わって華やかになってきます。3パターン目からギターがヒステリックに金切り声を上げます。コーラスに低音も加わります。

4周目。大行進が続きます。3パターン目はコーラスがさらに賑やかで、少し怪しくなります。それを引きずってエンディングに突入。オルガンはヤバそうなコードを唸らせ、A面を締めくくります。

ピーター・ガブリエルのボーカルには何やらエフェクトがかかっています。シュワシュワしてるので、イコライジングの他に、フランジャーみたいな感じですね。元々クセのある声質ですが、それがさらに強調されてすごいことになってます。

さて、ここまでで6曲。まだまだ続きます。