前の更新からだいぶ空いてしまいました。

Twitterをフォローしてくれている方は既にご存知かと思いますが、先日(2021/05/07)、心筋梗塞と診断を受け、入院して治療をしています。

最初に言っておきますと、今僕は、すこぶる元気です。以下何が起こったのか順を追って報告します。

普段ブログには音楽以外のことは書いていませんが、僕も6月で63歳になろうとする初老です。かかりつけの医者からは「高血圧に注意」と言われ、朝晩血圧測定を日課にしています。

連休中の2日、血圧が急上昇(140-160くらい)を始めました。3日には倦怠感、4日には宅録作業がまともにできなくなり、「調子悪いなぁ」と言いながら寝たり起きたり。

ですが、熱を測ると36.7℃とか微熱です。連休中なので何もできずそのまま経過。

連休明けの6日明け方、ふと気づくと体が少し軽くなっており、体調が回復していました。原因不明ですが、治ってよかったと思いました。血圧は通常の120前後に戻っていました。ですが、今度は脈拍数が110と倍近く上がっていました。

翌7日(金)、状況を報告がてら、かかりつけ医に行ったところ、「1日以上ずっと脈が速いの?」→すぐに心電図をとられ、「心配でこのまま土日を越させるわけにはいかない。紹介状を書くのですぐに市民医療センター(大病院)に行きなさい」との診断。

自分としては、6日朝に峠を越して回復している気がしていたので、首をひねりつつもタクシーで大病院へ。

そこで再度心電図をとったり血液や尿検査をしました。連休中の経緯などを話しましたが、医者としては「血圧160ごときでそんなにつらい訳はない、高血圧が原因ではなく、他に根本原因があるはず」とのこと。

それから、超音波エコーで心臓をグリグリと探られ、そのお医者様から「心筋梗塞です。3本の冠動脈の内どれかが詰まっています。即入院して治療を受けてください」とのお言葉をいただきました。

心筋梗塞とは、心臓自身にまとわりついて酸素を供給する3本の冠動脈のどこかが目詰まりを起こし、心臓の筋肉が壊死に至るという非常に怖い病気です。たぶん、2日あたりから心臓のパワーが落ちて倦怠感が出始め、僕の自律神経はそれをカバーするために血圧を上げたのだが、なかなかうまく行かないので、6日朝に方針を変え、脈を上げてカバーするようになったのかも知れません。

診断と同時に患者の服装(寝巻スタイル)に着替え、1時間後にはオペ開始、は、早い。

造影剤を入れて検査すると、3本の冠動脈のうち1本は正常、1本が極悪(完全に目詰まりしている支線あり)、1本はちょい悪(うわ、僕よく生きてましたね)。

左手首の動脈からカテーテル(管)を突っ込み、心臓まで持ってきてステントという金属ばねをバルーンで膨らませながら目詰まりを解消していきます。動脈は手首から肘あたりまでが細いそうで、作業用にそこまでガイド用の管がねじ込まれるんですが、そこが大変そうでした。

なんやかんやで1時間半ほどで手術は終了。でも1回のオペで治療しきれなくて(ステントは極悪血管に2か所入れましたが、まだちょい悪血管は手つかず)2回目のオペをやることが決定。トホホ。

7日の夜はHCU(ICUの親戚みたいな)で、心電図、パルスオキシメーター、点滴、鼻から酸素吸入、左手首はカテーテルを入れた動脈口が血を吹かないように特殊なビニールで圧迫されています。メスで体を切り刻まれたわけではないので体感としては普段どおりなのですが、傍から見ると重病人です。2時間毎に採血されるのでむしろそっちの方が累積で痛かった。

以後は術後観察&リハビリ

8日(土)　立ってその場で足踏み2分テスト　心電図を詳細にみられる　→　合格
9日(日)　昨日とやることは同じ、でもリハビリという位置づけ。足踏み2分を1日3回
10日(月)　500m歩行テスト　→　合格、これを1日3回
11日(火)　500m歩行を1日3回
12日(水)　悪い冠動脈が1本だったら退院だったのだが、2回目のオペを14日にやることになっており、それまで暇なので2泊一時帰宅することになりました。

ということで、記事を書いてます。
もうしばらく音楽活動できませんが、万全になり次第復帰します。

あ、そうだ。
実は4月末にチャンネル登録者が2000人に到達していました。今は2020人です。

そっちについても何か書かなければと思っていたのですが、今はあまり書くことが思いつきません。とりあえず治療に専念することに致します。