キャメル1975年のアルバム「白雁(Music Inspired by The Snow Goose)」からRhayaderとRhayader Goes to Townのメドレーです。

まぁメドレーと言っても、コンセプトアルバムでつながっているのですが、全曲やるエネルギーはないので、比較的ライブで演奏される最初のほうの2曲です。

CamelはMirageやMoonmadnessあたりを好んで聴いていて、Snow Gooseは食わず嫌いだったのですが、だいぶ経ってから聴いて頭に残るメロディで、結構聴くようになりました。

昔からのCamelの印象ですが、シンセの音色が素人っぽいというか、アマチュアバンドが何も加工せずにそのまま使っているような音色だなぁと思ってました。いや、それだけなんですがね。

中心人物であるアンディ・ラティマーは、ギターとフルートをやる人で、なんかこの組み合わせも珍しいですね。で、今回のメドレーも、Rhayaderはフルート、Rhayader Goes to Townはギター中心の曲となっています。

・Rhayader
ゆっくりしとたところから唐突にメインのメロディが始まります。2回目はフルートの二重奏。こういうのはやっぱり美しい。中間部、ワウを効かせたギターバックに、オルガンソロ。カンタベリー系なんかで聞かれるジュージューっという音です。
またメロディに戻って、淡々と・・。この曲自身が次の曲の前奏と言えなくもないですね。

・Rhayader Goes to Town
シンセを絵に描いたような音でのアルペジオから始まり、ギターが登場します。ギターの２重奏。
その後の部分、シンセで低い音を弾いていますが、なんかアヒルの鳴き声のようにも聴こえますね。これが雁のイメージなのかな？
結構長いギターソロがあるんです。ラティマーさんはトレモロアームを駆使して弾いていますが、僕はアームを使わない人で、ブリッジを固定しちゃってるのでそこはご勘弁。
ソロの後、シンセとハモります。割と好きな部分。最後は先のシンセメロディにディミニッシュコードが絡んで終了。

このアルバム、他にもいい曲があるのでまたやるかもしれません。でも元々歌がないのでカラオケじゃないな。だんだん看板に偽りありの状態になってます・・・けど、まぁいいか。