Camel、5曲目。1999年、Rajazより

1999年に発表したアルバムはアラビアンテイストたっぷりのアルバムでした。

この雰囲気なんか違和感があるんですが、考えてみれば、Camelはラクダなのだからして、実はバンド名に一番ぴったりのコンセプトなのかも知れません。

近年のライブのセットリストを見ると、タイトル曲RajazとSaharaが入ってるようなのですが、僕としてはなんかピンときません。何回かアルバムを通して聴いたのだけど、オープニングの曲が一番腑に落ちたので、今回はこれをやることにしました。

でも今回僕は少しサボっています。
曲は2分半の導入部があり、かすかに聴こえる5拍子のオルガンをバックに神秘的な砂漠の風景を描いています。そののちリズム隊がフェードインしてきて本編が始まるのですが、導入部をカットしました。

で、気づけばこれはいつものキャメルサウンドですね。お得意の5拍子のロック。

オルガン+ストリングス的なキーボードが入ってるんだけど、メインギターのオクターブ下や、時おりハモるギターに似た音があります。適宜使い分けてますが、実は同じ楽器なのかも知れません。

この他、ポルタメントの効いたシンセとフルートが入ってます。キャメルだからフルートがあっても何も不思議に思わないんだけど、ギターとハモってたりするので、これはライブではできませんね。

いつものキャメルサウンドと言いつつも、こぶしが回っちゃってるギターは、やはり中近東を感じます。それと真ん中あたりからのコード進行はEL&Pのトリロジーみたいだ。

終盤の唯一アドリブっぽい所がもろにアラビックなスケールで弾いてます。ここだけトレモロアームを隠し味程度に使いました。

書き忘れてましたが、タイトルは「3つのお願い」。ご存じアラジンと魔法のランプの魔人が3つだけ願いをかなえるってやつです。粋なタイトルです。

何でも願いが叶うって言うなら、う～ん、僕はやっぱりアレとアレとアレかな。