Early Yes 6曲目。2ndアルバム、Time and a Wordのタイトル曲

アルバム最後にとって付けたように入っている曲。なんか他の曲と雰囲気が違います。

プログレらしいギミックは特になく、美しいメロディを淡々と歌い上げてます。この曲の路線は、この先Your Moveとか、Wonderous Storyとかに続いているんだろうなぁ。

ちょっと変わってるなと思ったのは、Aメロの歌の1つ目の区切りは5小節なんだけど演奏は6小節までで一区切りになっていることですかね。そこの移り変わりの感じがおもしろいです。

キーはBなんですが、アコギはおそらく半音下げていて、キーCの簡単なフォームで弾いています。もっと変わっているのはレスリーを通したエレキギターのほう。

歌2番でAメロはずっとハーモニックスを鳴らしています。やってみればわかりますが、普通のチューニングではできません。

おそらく、3弦と4弦を半音下げてE-A-Db-Gb-B-Eとしたのち、2フレットにカポをつけて
Gb-B-E-Ab-Db-Gbの状態にしてプレイしています。カポをつけずにチューニングしてもよいですが、僕としては全音高いチューニングで弦が切れるのは怖かったのでカポに頼りました。

この状態だと、イントロやサビ前のフレーズがとっても簡単に弾けることもわかりました。こういう仕掛けを探るのは結構楽しいですね。

終盤はリフの繰り返しになるのでバンドの演奏は単調です。ここに変化をつけているのがオーケストラで、ストリングス、ホーン低とホーン高が頑張っています。

こういうのがバンド自体でできていないので、ジョン・アンダーソンはメンバーのすげ替えを考えてしまったんだろうなぁ。