TOMOOさん9回目。

関ジャムでTOMOOさんが紹介されていた曲が2つありまして、その1つが今回のGrapefruit Moon、もう1つが次回やろうと思っているSuper Ballです。

アルバムTWO MOONを通して聴いてみると、Grapefruit Moonは異色な感じではありますし、ポッドキャストでTOMOOさん自身も「新境地」と言っていました。

これまで9曲やってきて、彼女のピアノ/作曲の特徴として、トニックのコードで9thが使われることがとても多いのです。トニックコードの味付けとして、△7、6th、9thという選択肢があると思うのですが、9th使いは△7よりオシャレ感が上なのよ、という印象を受けるのですな。まぁ偏見なんですが。

また、他にも、Sus4/7なんかもよく出てきます。で、この曲は新境地と言ってますが、そういうのをふんだんに使っているなぁ、と。おそらく、コードワークだけでなく、使ったリズムが彼女としては新たな試みだったのではないかな。

で、後半のブラスのアレンジ、とっても懐かしい感じがします。聴きなじみがあるんだけど、具体的に何の曲の感じかって言われると、よくわかんないんです。

曲の最初と最後におぼろげなサウンドが鳴っています。これ再現が難しくて、僕のはアタックを潰したエレピで作ってますが、こういう不思議な音をさらっと出してくるのもプロのなせる業なんだよな。