TOMOOさん10回目。

昨晩2024/07/19のミュージックステーション特番にて、TOMOOさんが、TVデビュー。そして歌った曲が今回のSuper Ball。

狙ったわけではないのですが、すごいタイミングですね。

さて、関ジャムでのTOMOOさんの紹介、蔦谷好位置さんが推していたのが、前回のGrapefruit Moonで、いしわたり淳治さんが推していたのが今回のSuper Ballでした。

いしわたりさんは元々作詞家なので、Super Ballの詞に着目して取り上げていて、蔦屋さんはGrapefruit Moonで作曲面に重きを置いて評価していたように思います。

僕も、どっちが好きかと言われれば、Grapefruit Moonの方ですね。

というのも、今回のSuper Ball、例のJust The Two of Usのコード進行(あるいは丸の内サディスティック進行)を用いているからです。

なんか、これを使えば自動的にカッコよくなっちゃうでしょ、みたいなヤツで、J-POPには、何も考えずにずっと同じコード進行を繰り返してる曲とかもあったりしますよね。

アルバムTWO MOONのリードチューン的位置づけで、その後2曲もシングル曲をリリースしているにも関わらず、TVデビューにこの曲を持ってきたのは、この曲で彼女を有名にしたいという思惑も感じてしまいます。

YouTubeでのこの曲のMVが、今日500万回に達し、これまでのヒット曲「Ginger」を抜いてトップになったということで、狙いは達成してると言えます。

この曲、メロディ以前に、丸サ進行ありきで作られたってことはないでしょうかね? まぁ邪推ですが。

と、ちょいと、けなしてしまいましたが、単純に丸サ進行だけってわけではなく、2巡目は4つ目のコードが変わっているし、それ以外にBメロやサビもあるので、そこはさすがという感じです。

前に、Add9thを多用すると書きました。ではマイナーキーの場合はどうなのか? この曲では、11thを使っています(サビ最後の部分)。要するに、ラシドレのレなので、メジャーの9thと同じ音。やっぱりクセなのかな?

アレンジはサックス奏者の小西遼さん(Grapefruit Moonも)。スラップベースやオルガンも相まって、僕のようなオジサンにはなじみのあるサウンドに仕上がっています。