今期シカゴ9曲目。Chicago VのA面2曲目。

シカゴもVに入ります(ちなみにIVはライブ盤)。

Vからは、”A Hit by Varese”、”Saturday in the Park”、”Goodbye”をすでにやっています。一般的にはSaturday in the Parkがあまりにも有名過ぎて、他に何あったっけ? という感じなのではないでしょうか。

僕はこのアルバム、ブラスならではの不協和音も何のそのといったハーモニーが大好きです。木目のジャケットデザインも、シブくてよいですね。

今回の曲は、6拍子と4拍子が入り混じったリズムになってます。ゆったりとした感じですね。

ベースがD♭をキープするのに対し、他はA♭、G♭を行き来します。なにやらキーがはっきりしない展開で、その後もメジャーセブンスが続き、ふわふわしてます。

サビで4拍子になったところで普通っぽい曲調になりますが、また最初の感じに戻ります。

その後中間部の間奏が長く続きます。というか、この間奏が聴かせどころなんでしょう。ここはワンコードで、コードというよりリフに載せてブラスを存分に聴かせる構成。ブラスアンサンブルはユニゾン、局所的ハモリと入り乱れますが、結構不協和音で攻めますね。

こういうのダメな人にはダメなんだろうなぁ、と思うけど、僕なんかはこれぞシカゴじゃん、と思うんですけどね。

この攻めの間奏のカオスを通り抜けて、またフワフワに帰ってくるところで、ほっとします。これでぐっとくるんですが、分っかるかなぁ。