結束バンド7曲目。6話の路上ライブと8話のSTARRYでのライブで演奏された曲。
「あのバンド」というとってもメタなタイトルですが、これ原作マンガの時点で作中に書いてあります。アニメを作るにあたって、おそらく作る曲のタイトルはあらかじめ決まっていて、各作詞作曲家に割り振ったんだろうなぁ。
この曲も190bpmというとんでもないテンポです。にも拘わらず、一部16ビートで刻んでいるところもあります。こんなキレを持続するのはとても困難で、今回の宅録では弾ききれず、やむを得ず8ビートになってしまっている箇所が多数あります。ご勘弁。
で、この曲、ぼっちの超絶ギターは言うまでもないのですが、喜多ギターのほうも、オクターブ双方で鳴らしている部分があります。こんなの初心者には無理です。
ベースもドラムもすごいことをやっています。さすがライブシーンに採用された曲という感じですね。
まずはイントロから混沌とした響きが聴こえますが、おそらく5フレットタッチのハーモニクスで全弦を2オクターブ上で鳴らしている音だと思います。
前にも書きましたが、ぼっちはボーカルがあろうとなかろうとグイグイ弾きまくっています。最初のBメロ部分開放弦と高ポジションを交互に弾きます。またライトハンドかと思いましたが、これは通常のピック弾きですね。
サビはユニゾンチョーキングを活かしたフレーズになってます。ぐいぐいきますね。
歌間部分はコーラスエフェクターを深めにかけて弾いてます。
この曲でもギター2テイクでは再現できない音が入っています。イントロ最初のハーモニクスもそうですが、ギターソロ前の静かな部分が複雑に音を重ねていますね。
さて、ギターソロ。入りはピックでライトハンドみたいなことをやっています。これは正確に音程を取っているわけではなくて、所謂ハッタリな演奏ですが、いやぁ攻めてますね。ですが、この後は同じ弦をハンマリングしながら降りてくるフレーズになっており、これは比較的簡単でした。
続いて、ジャジャジャっと決めるリズムを使った8小節。これ、バンドとしては曲中で一番の難所です。各自というより、ここの一体感でバンドのうまさが試される感じ。しかし、これで歌える喜多ちゃんはすごいな。
続いて「発車のベルが鳴る」の歌詞のごとくの連打。喜多ギターもオクターブで鳴らしてます。
という感じで、バンドアレンジ担当の三井さん、勝負かけましたね。
マイナスワンはこちら。