今期TOTO 3曲目、1986年のアルバム Fahrenheitより。

TOTO IVに続き、リードボーカルを替えて1984年にIsolationを出しています。買ってはいますが、なぜかこのアルバム、印象に残っていません。

続いて1986年に出したFahrenheitでは、またまたボーカリストを替えたのですが、それが、映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズの息子のジョセフ・ウィリアムズだったということで、話題を呼びました。

アルバム発表後、ほどなくして来日。僕もライブを見に行ったのですが、場所が代々木オリンピックプールで、なんか音響が最悪だったことだけ覚えてます。

アルバムのオープニングが今回のTill The End。
新規ボーカリストのジョセフはやたら元気ですねぇ。

1/4拍前ノリがずっと続く曲で、強制的にノラされる感じです。なんかつかれる(笑)。
曲の要はやはりシンセブラスでしょうか。キレよく弾かないと感じが出ません。

ギターはブリッジミュートのテイクとディストーションのテイクが聴こえます。ディストーションのほうはもうギンギン、音の正体をなくすほどに歪んでいて、何やってるのかよく聴かないとわからない。間奏のソロとか、これ本当に人間が弾ける速さなのかと疑うぐらいの超人プレイをしています。が、なんか変なミックスをされていて、イマイチ目立ってはいませんね。リバーブ多めで、霞がかかったような感じになってます。

Till The Endのコーラスが続く部分ではブラスとギターとが交互に出てきて、なんかかっこいいですね。終盤ではこのリフが延々続きますが、時折YAMAHA CP80と思しきエレピがブルージーなおかずを入れてきます。このあたりがペイチ色。

最後はさらに渋いオルガンとベースの多弦ハーモニックスが入って長ーく長ーく引っ張って終わります。