今期のYes 7曲目。これで最後にします。

サイモンとガーファンクルのヒット曲のカバーです。

Yesterdaysに入っていますが、そもそもはFragileとClose to the Edgeの間にシングルで発売された曲です。なので、ギターはスティーブ・ハウ、キーボードはリック・ウェイクマンという黄金期のラインナップです。

サイモンとガーファンクルの原曲と比べると、何から何まで改変されていて、魔改造というレベルです。僕は、曲そのものとしては原曲のほうが好きです。が、まぁ、別の曲だと思えばいいんじゃないですかね。

リック・ウェイクマンのキーボードはとても控えめですが、瞬間的にリックじゃなきゃ弾けないような速弾きがありますし、なんせ、メロトロンが使われています。わーい。

この曲、はっきり言って、スティーブ・ハウ無双な内容になっています。

Yesterdaysに収録されているのが10分に及ぶフルバージョンですが、シングルでは大幅に短尺化編集され、4分になってます。今回これに取り組むにあたり、どうしようかと考えたのですが、フルバージョンだと無茶苦茶大変だし、かと言って4分版は物足りない。

なので、ギターの迷宮に入り込んでる2分程度をカットし、8分バージョンにしてみました。

やってみて気づくのは、リックが控えめなので、ギタートリオになっている時間が結構あるということです。以前のメンバーだと、たぶんスカスカなサウンドになってしまうのだろうけど、ハウ師匠だと間が持ってしまいます。なんというか、空間を埋めるのがうまいんだな。

それと、ギターの音色が多彩です。クリーントーン、クランチ、リード、みんな使ってます。で、この人、オクターブを上下しながら指板を上から下まで瞬時に移動します。

僕の場合、イカサマで弾いてるのは毎度のことですが、今回やっていて、久しぶりに手がつりました。なんか左手の指が勝手に張り付いたような状態になり、やり続けると確実に腱鞘炎になりそうだったので、休憩をはさみながら作業をしたせいで、結構時間がかかってます。