関ジャム平成ソングBEST、9回目。1991年のヒット曲。

BEST30位圏外の44位ではありますが、番組では50位まで発表されているので、取り上げてみました。

ご存じ、TVドラマ「東京ラブストーリー」の主題歌です。2018年にTVドラマ「SUITS」で鈴木保奈美と織田裕二が共演するということで再放送されていました。僕はその際に録画して見ました。まぁ面白かったんですが、30年前のドラマということで作りが古臭かったり、今のコンプラ視点で見ると、飲酒運転の疑い濃厚な場面とかありましたね。やはり時代を感じます。

一方、その主題歌である今回の曲は30年たっても色あせてません。音楽の持つ力のほうが普遍的なのですね。

小田和正さんの曲、オフコース時代も含め、なんというか、みな雰囲気が似てますね。というか、まったく異色な曲だと小田さんっぽくないということで、似た雰囲気の曲を求められてしまうんだろうな。

小田さん企画で年に1回やってる、「クリスマスの約束」という音楽番組がありますが、いつのころからか、毎年見るようになっています。僕より10歳も年上ですが、今だ現役のハイトーンで頑張ってます。すごいですね。

親しみやすいメロディですが、テンションコードをおしゃれに使ったハイセンスな曲です。イントロから使われているサビのコード展開において、5小節目がアルタード(♭5th)を使ったコードだったり、8小節目が♭9thを使った7thコードだったり、隠し味的ではありますが、おしゃれなんですな。

最初になる音がイントロクイズにも使われる例のギター、Bm7なんですが、よくよく聴くと、ほとんどハーモニクスだったりします。Bm7を7フレットセーハで構えて、指を浮かせて7フレットのハーモニクスを出さないといけません。これ、うまく弾けるかどうかは運の要素もあるので、たぶん何回かテイクを重ねているでしょう。

さて、今回、バックコーラスでボーカロイドを使いましたが、日本語のキャラクターを使ったのは初めてです。いつもの簡易コーラスの「アーアー」よりはましですが、やはりそれなりですね。

そのコーラス、上に書いたアルタードコードの部分、なかなか独特な雰囲気になっていて、この曲を仕切っているサウンドになっていると思います。

終盤のギター。チート技使ってるのは毎度のことですが、今回のこのギターはマジで難しい。なんでこんなフレーズの運指ができるんだろうという感じです。