ジョン・ロッジが生まれたばかりの娘のために書いた曲。

ムーディ・ブルースは全員が作曲を手掛け、そしてマルチプレイヤーと言われていますが、その中でも一番僕好みなのはジョン・ロッジの曲です。

前の曲Our Guessing Gameは静かに始まり、途中からエレキに火が付く曲ですが、今回のEmily’s Songはずっと優しい感じが続く曲。ジョン・ロッジはベーシストですが、チェロも演奏するそうで、この曲のカルテットみたいなストリングスは彼のチェロだそうです。言われてみれば、高めの音が無いですね。高いストリングスの音はメロトロンで出していると思われます。

鉄琴のような音は、一説にはチェレスタなんだとか?(未確認な情報です)。

まだ取り上げてはいないのですが「名前の無い馬」で有名なアメリカ。彼らが1975年にSister Golden Hairをヒットさせた時、なんとなく、このEmily’s Songに似てるなぁと思ってました。ネットで検索してもそういう指摘はないので、そう感じるのは僕だけかもしれませんが。

作曲としてはキーGの素直な美しい曲なのかなと思いますが、リズムギターのためにコードをコピーしてみると、繊細というか、微妙なあいまいさを感じてしまいます。

歌い出しの2小節目(映像では小節No.3)なんか、Gのまま押し通すのかCを弾いた方が良いのか迷うんです。自分的にはCの音を混ぜてGsus4みたいなニュアンスで「いい感じに」弾いてますが、非常に微妙。出だし以外はギターのみではないのでGで押し通してます、たぶん。

同様にNo.7の所もAm7onDみたいな響きなので、ギターは2弦1フレットのみを押さえ、4弦は開放で弾いてると思います。

基本的にギターはコード弾きですが、サビ前の2小節はサビ導入へのフレーズが入っています。ここは打ち込みで補強してしまいました。

その他。
最初、ドラム無しだと思いましたが、よく聴くとこれまた繊細な音が入っています。打楽器の音選びに少し手間がかかりました。

そして、歌。ずっと2重唱。この歌自体がこの曲の中心なので、ずーっと打ち込んでしまいました。なので、今回は完全に歌パートの無いカラオケバージョンがあります。