14番目の月、A面3曲目

演奏が薄い感じがするのは、中心となる楽器がエレピだからだと思いますが、リズムセクション4人がいて、ビブラフォン、ストリングス、ホーン(トロンボーン系とミュートトランペット)と、かなりの豪華版です。

目立ったソロの演奏はなく、淡々と3番＋αまで歌います。コーラスもありません。

なので、演奏面でいくと、いかに飽きさせないで聴かせるかということになります。

要なのはビブラフォンなのですが、何気にエレピと音色的に似ています、が、なぜか重ねるとオシャレ。「都会の・・」という歌詞に本当にマッチしています。

オープニングにちょっと音を出した後、1番ではAメロの繰り返し部分から控えめに登場。ここはストリングスのほうが主役なので、控えめ。サビでは一度引っ込み、サビ後の〆のAメロにも鳴ります。

2番ではAメロで印象的に使われます。ここはストリングスがないのでビブラフォンが目立ちます。本当に都会的な感じ。ミルト・ジャクソンみたいな感じ。

3番ではサビ以降で使われます。

ホーンはサビ中心に使われますが、他にも鳴ってるところがあって、やはり変化をつけてます。

薄めのサウンドの底辺を支えているのがベースです。実は一番の名演かも。サビのランニングベースはなかなかのもの。

さて、ギターです。曲の雰囲気に合わせていい感じに弾いてねっ、という事なんだろうけど、そういうのが一番難しいんだよなぁ。

イントロ、中間、アウトロの部分4小節パターンなのですが、2小節目3、4拍目にかけて、素早くスライドさせて弾く部分があります。特にイントロでは、若干引きずるように弾いていて見事なのですが、僕のはどうにも上手く行きませんでした。