1971年2月、ポール・マッカートニーの初シングル

4月にポール・マッカートニーが来日します。その記念という訳ではないのですが・・・

1年半ほど前にWingsのJetをやってみたことがありましたが、同時期Another Dayも打ち込んでいたんですね。ですが、「はぁ～～あ～」というコーラスのピッチベンドのつながりが不自然で没にしていました。歌ものはメロディが無いと寂しいというのもあきらめた理由の1つ。

昨年12月にSea of Timeを手掛けた時、「なんだ、2トラック使えばできるじゃん」と気づき、また、メロディ入れても別にカラオケバージョン作ればよいのだ・・・という心境になったので今回のアップロードとなりました。

ポール・マッカートニーのビートルズ脱退後初シングルです。1970年、レット・イット・ビー発売とほぼ同時に最初のソロアルバムを発表していましたが、その時はシングルは出ていません。

同年2ndアルバムRAMを発表し、その後12月にはウィングスを結成するわけですが、この時期の曲は僕としてもとても懐かしいです。

僕にとってビートルズはリアルタイムの存在ではなくて、気づいたら解散してしまっていたので、実体験として経験したビートルズは実は解散直後くらいからです。

その頃の元ビートルズメンバーのシングルを調べると・・

1970/11 My Sweet Lord
1970/12 Mother
1971/02 What Is Life
1971/02 Another Day
1971/03 Power to the People
1971/04 It Don’t Come Easy

短い時期にこれでもかというくらい発表されています。アルバムからのシングルカットというのも多かったですけど。あぁ、そういえば美しき人生(What Is Life)とポップスチャートを争っていたような記憶がうっすらと。

ポールのシングルが解散後約1年なかったというのも意外ですが、録音データを見ると、Another Dayが1970年5月、RAMが同年10月という事ですから、レコーディングは粛々とやっていたという事ですね。ビートルズ解散とファーストアルバム発売に関するゴタゴタで、すぐの次作発売は難しかったのかな?

この曲、特に難しいコードなどは使っていませんが、メロディ・ハーモニー共に素晴らしく、やはりポールはすごいなと唸らざるを得ません。彼がベーシストだからなのか、ベースが大きめの音で録音されています。得意のランニングベース。サビ最後からAメロにつながる所の最後のベース音が「ボン」と鳴ってます。印象的。

サウンドはほとんどギター。生ギターもエレキも綺麗です。デヴィッド・スピノザというミュージシャンですが、エレキの音、ペダルスティールのようにも聴こえます。

Bメロとサビにラテンパーカッションが使われています。

コーラスにはリンダの声が。ん、これが初? いや違いました。ファーストアルバムのMan We Was Lonelyですでに歌っていました。

というわけで、カラオケバージョンはこちら。