Chicago A面3曲目、「ぼくらの詩」

3曲目は静かなピアノからスタート。この曲はピアノを弾いてるロバート・ラムの曲。
意味ありげなファンファーレに続いて曲が動き出します。

イントロの途中からオルガンも入っていて、この曲はキーボードの曲なんだなと思ったら、歌と同時にギターが入ってきました。しかも2トラック。

歌の合間を埋めるように弾くメロディアスなフレーズと、後ノリで切れの良いバッキングギター。テリー・キャスはテレキャスターを弾いていたことが多いようですが、僕の手持ちのギターだと、ストラトより、BurnyのSG(ピックアップだけギブソン)の方がそれっぽい音が出ます。シングルコイルじゃないのに。ほとんど歪ませないで弾くのがここんところのお気に入り。

中間部はピアノを活かしたシカゴお得意のインストですが、ちょっと気づいたことがありまして。

ブラス以外は8ビートのロックなんですが、ブラスだけスウィングしてるんですよ。常にではなく、曲の盛り上がりに応じてって感じなんですけど。気づいてみれば、他の曲でもあったような気がするんですが、これが特有のグルーヴを作っているんじゃないかな。

後半に変拍子のリフがあります。4/8＋5/8＋6/8とリフのお尻が1拍ずつ増えていくパターンが4回。これを経て次の2小節で派手にドラムのオカズが入って終盤の歌へ。

最後はコーラスを繰り返してから、人心地付くようにゆったりとリタルダンドしてお終い。