今期 星野源さん 6曲目。

アニメ「スパイファミリー(第1期)」のエンディングテーマ曲です。

このアニメ、オープニングテーマ曲は髭男だし、なかなか豪華です。僕もアニメを楽しく見ていたのですが、正直言って、この曲はアニメの雰囲気にはマッチしていなかったんじゃないかと思います。そこを除けばいい曲なんですけど。

イントロが3拍あって、4拍目から歌が入ります。最初聴いた時、歌の始まりが1拍目だと勘違いしてしまいましたが、まぁ変拍子ではなかったですね。

またまた、親しみやすいメロディに複雑なハーモニーという感じになってます。

この曲のフックとしてはサビの2小節目に出てくるハーモニーだと思うんですよね。J-POPによく出てくるこういう感情が乗りやすいコードって経験的に知ってるのは2つあるんです。

1つ目がベースの半音上にディミニッシュコードを乗せるヤツ。これは構成音としては
1、♭9、3、5、♭7なので、要するに7(♭7)となります。なんか懐かしい感じのコード。

2つ目はベースの全音上にオーギュメントコードを乗せるヤツ。これは
1、9、♭5、♭7なので、9-5とかの表記になるんですが、これは俗にイキスギコードって言われているもので、構成音がすべてホールトーンスケール上の音です。ちなみに経験的に言えるのは、ホールトーンスケール上の6つの音、どの音でもよいので適当に4つぐらい鳴らすと同じような和声感になります。なんでだろ。

ですが、今回のフックは、上記の2つの合いの子のようなコード感を持つコードです。
1、3、♭7、♯9、♭13
こうやって書くとよくわかりませんが、♯9のジミヘンコードにさらに♭13というスパイスが乗っている感じ。うーむ、和声感を言葉で表すのは難しいですよね。

実はもう1つ難解なコードがあって、サビ終わり、小節No.32の2つ目のコードはベースに対し、9、♯11、13が乗ります。こういうの、どうやってコード付けしてるんでしょうね。よくわからん。