Rainbowからもう1曲。

シンプル・ラブとはだいぶ曲調が違いますが、シンプル・ラブをコピーしていたバンドはセットでこの曲もやっていたのではないかな。

大橋純子というシンガーの観点で見れば、このアルバム、他にもいい曲があるのですが、歌謡曲っぽかったりしてバンドではどうもね・・・ということになったでしょう。ではファンキーサウンド丸出しのフィール・ソー・バッドやナチュラル・フーズなどはどうかというと、歌・演奏ともにテクニック不足で出来なかったりしました。

この2曲は、当時としては流行の最先端を行っていたに違いないのですが、今聴くと、なんだかこっ恥ずかしいのです。なんでそう思うんでしょうね。

なのでもう1曲となると、結局この曲に落ち着くという構図です。

作・編曲は林哲司さん。アルバム「ペイパー・ムーン」でも何曲か手掛けています。シングルカットされた「キャシーの噂」がその1つなんだけど、この曲のアレンジ、なんというかスティービー・ワンダーの「迷信」のパクリっぽいのでそこがイマイチ。レイニー・サタディ・・の方はバンドのカラーにマッチしてるのか、自然に聴こえます。

この人、この後、アイドルやJ-POPの売れっ子作曲家になるのですが、駆け出しのころ手掛けていたのが大橋純子さんだったのですね。

伴奏はJazzテイストのエレピとハイセンスなギターなのですが、エレキギターを弾いてるのは土屋さんではなく、滝本大助さんとクレジットされています。この演奏もすごいなぁ。