14番目の月、B面2曲目

アルバム中、一番バンドの原型サウンドなのがこの曲。ストリングスが入っていません。
が、唯一ベルの音が入っていてアクセントになってます。

伴奏の中心はピアノ。この曲は中間とエンディングとソロを2回も弾いてます。かなり乗ってますね。特段変なコードは使ってませんが、強いて言えば、サビに行く直前にデミニッシュを一瞬だけ使っているところが注目ポイントでしょうか。

16ビートのお手本のような曲。

ドラム、刻んでるのは8ビートじゃない? と思いきや、バスドラのノリは16です。終わりの方はハイハットの踏み方が激しくなってくるので16ビートのパシャパシャが目立ってきます。

全体のキメ方も、歌の前半と後半で違いがあります。
小節No.12の段階ではジャン・ジャン・ジャジャージャ・ジャンなんですが、No.36以降ではジャン・ジャン・ジャーン・ジャーン・ジャ・ジャンと付点が付くのです。

こういうところ、バンドで演奏する際、メンバー全員が心得ているかどうかで、上手さの印象が変わります。結構重要。

例によって、ベースはメチャクチャ上手いです。

ギターは終始カッティングですが、16ビートの偶数拍にアクセントが来ることが多いウラノリです。きちんとノレるとかっこいいんだろうな。