またまたやります、Steely Dan

今年2月に満10周年を迎えて、何か新機軸を取り入れたいと思いつつも、何ら変わることなくダラダラ続けています。新しい音を探しつつも、従来路線でのやり残し、落穂ひろいも続けてしまいます。

何回かやってるSteelyDanですが、やり残している曲がいくつかあるので、今期もやります。初回はAjaより、Peg。

セッションにはラリー・カールトンも参加し、Room335の原型ともなったこの曲ですが、ラリー・カールトンの演奏はボツになっているという話は有名ですな。採用されたソロはジェイ・グレイドンのプレイで、これはほんとに鬼気迫る演奏。

YouTubeで以前見たAjaのメイキングを解説した動画で、ドナルド・フェイゲンやウォルター・ベッカーは繰り返し何回も聴くのに耐える演奏を欲していた、みたいな発言をしていましたが、まさにそういうソロだと思います。

コピーしてみて実感しましたが、ドラム、ベース、キーボードやリフを弾くギターなどは、結構抑制的、タイトな演奏なんですよね。まぁグルーブはすごいんですが。

ブラスも入っていますが、やはり控えめです。イントロのアンサンブルはユニゾンですが、最後の所だけ高音部がプルプルっとなってるんですよ。オシャレ。

彼らのライブでのバックコーラスは通常女声3人ですが、この曲は男声です。というか、マイケル・マクドナルドですよ。この人、以前のほんの一時期メンバーだったことがあるみたいですが、ゲストで参加したこの曲での存在感はかなりのものです。サビでの#9th(ジミヘンコード)でのハモリがかっこいいんだよな。