今期ユーミン10曲目、最終回。荒井由実時代のアルバム「COBALT HOUR」より。

バンドものが続いたので、最後にしっとりとしたバラードで〆です。

COBALT HOURは僕が初めて聴いたユーミンのアルバムで、リアルタイムでした。1975年なので高校2年だったと思います。

ひこうき雲、MISSLIMを聴いたのはその後ですが、バンドサウンドのほうが身近に感じていたので、1、2枚目のほうが好みだったように思います。オーケストラのアレンジは、訳知りの大人がやるものだと思っていたからでしょうね。

ユーミンの編曲はずっと松任谷正隆氏です。荒井由実時代は別の人がやっているような思い込みがあったのですが、そんなことはありませんでした。

この曲はバンドの音が入っているとはいえ、メインはピアノとオケです。なんか正隆さん、最初からすごかったんだなと思います。この人の音楽遍歴って実はよく知らないんです。なんか本が出ていたと思うんですが、近所の本屋だと売ってません。ネットで買えばいいんでしょうけど、なんか買いそびれています。

で、オケの使い方なんですが、ストリングスとホーン、フルートが割とはっきり分かれていてコピーはやりやすかったです。盛り上げるところには女声コーラスがワーッと入っていて、なんかロング・アンド・ワインディング・ロードみたいな感じ、まぁそういうのを参考にしているのかもしれません。

で、いい味出してるのが鈴木茂さんのギター。やはりこの人は唯一無二ですなぁ。

最近、コンプレッサーの使い方を研究したので、近いサウンドは出せたと思います。

---

ということで、今期ユーミンはおしまい。
一応最新アルバムまでは順に追っかけたので、今度やるときはランダムになると思います。

それでは皆様よいお年を。