キリンジ6曲目
1999年のセカンドアルバム 47’45” より。
僕の選曲では何故か兄の堀込高樹さんの方の曲を選んでしまうのです。
兄貴の方が曲の変態度は高いようですね。
宮殿はパレスと呼びます。本当の宮殿じゃなくて、ダンボール＆ブルーシートの家、悪行を尽くした成れの果てに行きついた先という意味でしょう。
他の曲に比べれば若干分かりやすい歌詞なのかもしれませんが、でもやっぱり分かりにくいな。これに比べれば、新制KIRINJIになってからの歌詞はずいぶん分かりやすいです。でも、以前の方が好きだという人は多そうですね。
メロディがとにかく覚えにくい。サビはポップなのですが、AメロBメロ、中間部のCメロ? なじむのにだいぶ時間がかかりました。が、覚えてしまうとなかなか味わいが高い。こういうのをスルメ曲というのだそうな。
そして、前回同様、随所にスティーリー・ダン臭がしてます。曲それ自体もさることながら、たぶんアレンジのせいかも。間奏でピアノにビブラフォンが重なってるところ、その後でブラスセクションが迫ってくるところ。
バッキングのエレキギターも冬のオルカと同様、凝った弾き方をしています。メロディよりバッキングの方が確実に時間かかってます。
後半、サビと同様のコード進行でサックスソロが入ります。サックスの打ち込みは毎回苦労します。
これまでなんとなく打ち込んでいたのですが、先日、音源(YAMAHA MOX)のエディターをなんとなく眺めていて、通常とレガート(連続して音を弾く時に、前の音と後ろの音を一部重ねて弾く、専らモノフォニック音源)で、出る音が異なるようにできているという事を3年目にしてやっと気づいたのですよ。
なので、今回はレガートと通常音を使い分けています。
少しは進歩しましたか。
この曲は歌がすべて終わった後も、まだまだ演奏が続きます。だれがリードを取っているという訳でもないのですが、スリリングな展開が続いていきます。こういう所もスティーリー・ダンっぽいかな。
カラオケバージョンもどうぞ