関ジャム平成ソングBEST、8回目。1999年のヒット曲。

このランキングには時々変わり種が入っています。この曲もその類に思われるかもしれませんが、3週連続1位となった大ヒット曲。

それまでお嬢さんぶってたモーニング娘。のイメージを一新した怪作? ここまで振り切ってる曲はなかなかのものだと思います。

当時、最初に聴いたときは、ショッキングブルーのビーナスみたいだなと思いました。Sus4を多用してますからね。

曲のタイトルLove Machineも、ミラクルズのヒット曲として知っていたので、ん、なんじゃこりゃという感じだったかな。ユーライア・ヒープのアルバム「対自核」にも同じタイトルの曲あったよね。

さて、それは置いといて。

今回、宅録に5日かかってしまいました。強敵です。このワチャワチャとした感じを出すのがとっても難しかったです。

打楽器群で、ドラム、コンガ類、EDM風パーカッション、スクラッチノイズ、それと、SampleHold的なランダム音シンセ、ノイズを使った効果音などを使いました。これだけでもう大変。イケイケ要素を目いっぱい詰め込んでます。スクラッチがとってもかっこよい、あっぱれ。

ギターはワウワウあり、なしの2台聴こえます。このワチャワチャの中で埋もれがちですが、あるとないとでは大違い。結構な存在感があります。

この時のモーニング娘。は8人構成で、ハモリあり、バックの掛け声ありで力いっぱい歌ってますが、それに加えてソウルフルな別のバックコーラスが入っており、なかなかの音の壁を作っています。

コピーしていて、あれっ? これでいいのかなと思うような部分がありました。まずサビ直前の「就職希望だわー」の「わー」の音がよくあるSus4->7thの流れとはちょっと違うハーモニーになっています。伴奏の音とぶつかってる感じもあるんですが、コーラス優勢でミキシングするといいみたい。

オープニングのコーラスの転調するところの響きも、なんか自然ではないです。

サビの最後の「ダンシングオールザナイト」の「ダンシング」と上がっていくところのコーラスもコーラスとして打ち込んでみると、あれっ? うまく響かないなって感じ。大人数で、わっ、と歌わないと雰囲気でないのかもしれません。

と、いろいろ突っ込みどころはあるんですが、でもやっぱり傑作ですよ。つんく、すごいな。