RAMから2曲目

障害を負った3本足の犬になぞらえて、ビートルズの事を歌ってるということらしいけど、どうなんでしょ。当時解散後のゴタゴタは、アーティストとして自分をさらけ出すネタにも使えてしまった、というふうにとらえたりしちゃいます。

一風変わってますが、ドが付くほどのブルースです。ブルースの定番の弾き方も結構入っています。

ブルースにおいて、重要なのは疑いもなくブルーノートなのです。ブルーノートは短調の短三度と長調の長三度の間の微妙な音程で味を出すというのがお約束ですが、この曲でははっきりと短三度にしちゃったり長三度にしちゃったりしています。取り混ぜて色々ある、それがこの曲の持ち味。

わざとどっちも弾かずに長短をあいまいにしてる部分もあります。

短い曲ながらも、2番のA fly flies inの部分の演奏は変わった音を出しています。ギターかキーボードかよくわからない。

最終部はリズムを変えてきて、飽きさせません。

何というか、同じアレンジでの繰り返しってやりたくない人なんですね。

今回の演奏で、一番苦労したのがエンディングのキメ。
再びテンポチェンジかと思いきや、そうではなく8ビートだったのを速度半分の3連(6拍子)にしています。下降する生ギターは1/4音程度のチョーキングを2音続けて弾いてます。今回一番ブルースを感じる部分です。

カラオケバージョンもどうぞ。