今期ユーミン2曲目。1986年のアルバム「ALARM à la mode」より。

開始2曲目にしてコンセプトから外れていますが、クリスマスの曲ということで選びました。2007年発売の「SEASONS COLOURS -秋冬撰曲集-」にも収録されています。

ユーミンのクリスマスソングで有名なのは、やはり「恋人がサンタクロース」ですが、その他、僕がこの時期選曲してきたのを振り返ってみますと・・・

・12月の雨
・Wings of Winter
・ロッヂで待つクリスマス
・ダイアモンドダストが消えぬ間に
・サーフ天国、スキー天国(ちょっと違うかも)

あれっ? 意外と少ないですね、この他、冬をテーマにという所まで広げると、とても多くなってしまうのですが、明確にクリスマスと絞ると残り少ないです。

さて、今回の曲。この時代のアレンジ、まだシンクラヴィア本格使用ではなさそうで、打ち込みではないのかもしれませんが、楽器の音色としては、デジタル一色という感じがします。そのせいか、もやもや要素が少なく、音がはっきりしています。正隆氏のアレンジは、プレイヤーの裁量より、楽譜を忠実に弾く方が優勢なのかもしれません。

この曲は、ベースが特徴的で、それを中心に肉付けしていったような作りになっています。それでも、意外なメロディとそれに伴う転調の不思議サウンドは健在ですね。作曲が不思議系なので、アレンジが機械的でもマッチしてしまうのでしょう。

でも、音色の選定、編集は大変です。音楽の3要素は、リズム・メロディ・ハーモニーだけど、現在ではそれに加えて「音色」だ、と誰かが言っていた(みのミュージックだっけ?)けど、まさにそういう感じですねぇ。