今期ユーミン8曲目。1980年のアルバム「時のないホテル」に収録。

デジタルなサウンドの反動で、がっつりアナログなバンドサウンドをやってみたくなった、ということで、時のないホテルからチョイスです。

このアルバムは内容も重い、サウンドも重い、松原正樹さんの太っといギターが活躍しています。以前、「セシルの週末」をやりました。50周年ベスト盤にはこのほか、「5cmの向う岸」も選ばれていますが、まぁどっちかということで、こっちにしました。

ドラム、ベース、ギター、ピアノだけかと思いきや、うっすらオルガン、ハープシコードみたいな音も入っていました。また、ギターはメイン以外にもいろいろちょっとずつ入ってます。でも、そんなにアドリブ的要素はありませんね。

曲については、実はユーミンの曲としては珍しく転調要素がありません。キーもFなので結構わかりやすく、和要素が多い曲です。が、ダイアトニックだけで作られているかというと、そうでもなく、「すれちがったなら」の部分はD7/9が使われていてちょっとだけスパイスが効いています。

でもまぁ、重厚なギターサウンドを楽しむ曲ですかね。