CS&Nより。2曲目。

アルバムA面3曲です。CS&N名義ですが、おそらく歌っているのはクロスビーとナッシュのみ。

デヴィッド・クロスビーは暗い曲が多いです。この曲もその1つ。
ハモりと言えば、僕が聴いていたのは専らビートルズでしたから、3度のハモりになじんでいた訳ですが、この曲をはじめ、CS&Nのハモりには4度が数多く使われています。それが耳新しくCS&Nらしさを感じました。

CS&Nの曲、あるいはCSN&Yの曲はだれが作曲者かすぐわかるくらいキャラが明確で、聴き始めの頃は、分かりやすいナッシュやヤングの曲が好きだったのですが、聴き込んでくるとクロスビーの暗い曲が良くなってくるのです。いわゆるスルメソング。

この他にも映画「ウッドストック」サントラで使われたLong Time GoneやDeja Vuのタイトル曲Deja Vuも捨てがたい。

この曲、冒頭のギターアルペジオの響きでもわかるように、彼らの大好きな変則チューニング。Wikipediaに拠れば6弦から順にEBDGAD。ターン・タータタタって半音で上がっていくところの音の重なりを聴くと、4弦の4フレットと6フレット、2弦3弦の開放を使っているのはわかるんだけど、この調子でこの先ずっと追っていくのはなかなかつらい。

というわけで、今回は海外のTAB譜サイトを参考にしています。

左手の押さえ方はとっても参考になったけど、やっぱり細かなフレージングや弦を弾く強弱は耳で聴くしかないです。

左側のギターと右側のギターは少し違う弾き方してますし。あと、右側はオクターブ高い音が時々入っているのでおそらく12弦ギターでしょう。

最初自分で弾くつもりでいたけど、めげました。だって打ち込みの方がきれいに鳴るんだもん。

曲の構成は1番2番とあって中間部を挟み3番。1、2番は2声、3番は3声になってます。

ほぼ同じメロディでも、歌詞によって歌いまわし方が細かく違っていますが、こういうのをピタッと合わせるの、どうするんでしょうね。楽譜書いてるようには見えないので、ひたすらフレージングを合わせる練習とかするんでしょうか。

歌っているのは2人なのかもしれませんが、少なくとも3人分の声は入ってます。
ソロで歌うバックに2人分のコーラスが入ってますし。小節No.38のように遠くからフェードインしてくるようなコーラスの付け方がなんかすごい。

あと、2番のNo.64あたりのコーラスの付け方が印象的で、僕の中ではここがCS&Nの真骨頂だと感じています。